宇宙の片隅にて

ついったーでは書ききれない思ったこと長文を勢いで書いてる。気まぐれにいろいろ書きます。もうちょっと更新頻度あげたい。感想はネタバレあり。

最近の火星探査の動きあれこれ

こんばんは、ゆにすです。

 

大学卒業したり引っ越したり入社早々自宅待機になったりしてる間に今年の火星探査に進展があったのでまとめておこうと思います。

 

「マーズ2020」探査車の名前が決定!

NASAが2020年夏に打ち上げを予定している探査車の名前が「Perseverance」に決定しました!日本語の意味は「忍耐」

 

これが3月6日。Twitterアカウントも作られていました。

この発表めっちゃ楽しみにしてたんですよ。名前投票にも参加したし。

NASAがライブで発表したみたいなんですけど、普通に寝てました...

いや時差!時差!!三時半は普通に寝てる!くやしい!!!

起きて発表されてるの見てワーーーー!!!ってなった。

打ち上げこそリアルタイムで見たいですがやっぱり夜中なんですかねぇ...うーーーーん時差。

 

あと岩のサンプル採って地球に持ち帰りたいって書いてある。とうとう火星本土からのサンプルリターンが実現するのか!?めちゃめちゃ楽しみです。

 

しかし「Perseverance」って絶妙に発音しにくい...日本語表記もパーサビランスとかパーセバランスとか表記ゆれが大きいですね...とりあえず英語で書きます。でもそれもスペル間違えそう。

Oppotunity→Oppy (オポチュニティ→オピー)的な愛称できないですかね。わかんないけど。(オポチュニティも火星探査車です。2019年まで探査していました)

 

そんなワクワクが高まってるところにこのコロナ騒ぎですよ。アメリカだいぶ大変そうなので打ち上げできるのか心配なのですが、それでもマーズ2020については最優先で進めてるそうです。

www.nasa.gov

moonstation.jp

これが3月21日。

火星探査機はいつでも打ち上げられるわけではなく、地球と火星が近づくタイミングで打ち上げられるので今年を逃したら2年後になってしまいます。7月までにこの厄災が終息して無事打ちあがってくれたらいいなあと思います。

 

そして次はこれ

エクソマーズ 探査機の打ち上げを2022年に延期

www.esa.int

moonstation.jp

これが3月13日。

ESA(ヨーロッパ宇宙機関)とロシアのロスコスモス社が共同の火星探査計画「ExoMars」で2020年に打ち上げが予定されていた着陸機「カザチョフ」とローバー「ロザリンド・フランクリン」の打ち上げが2022年に延期されました。

上でも書きましたが地球と火星が近づくタイミングより、今年打ち上げられなければ次のタイミングは2年後になります。

 

一因としてヨーロッパでも蔓延しているコロナウイルスの影響があります。

その他に「ハードウェア・ソフトウェア両方において追加のテストが必要」とのことです。

このタイミングなのでコロナの影響が宇宙探査にも影響を及ぼしたという部分がより目立っていますが、ハード・ソフトのテストが必要とのことはコロナがなくても延期されていたかもしれません。

ESAは火星着陸を成功させていません。というか成功しているのはNASAだけ。

エクソマーズ計画でも2018年に周回機TGOと着陸機スキアパレッリを打ち上げました。この着陸機は探査より着陸システムの確立としての意味合いが大きかったのですが、失敗しています。個人的にもそれでローバー打ち上げて大丈夫だろうかと勝手に思っていたし、今度こそ成功してほしいと勝手に思っているので、より成功の可能性を高める意味での延期はいいんじゃないかと思います。そこにこのウイルス。

今年の楽しみだったので残念な気持ちはありますが、ここからさらにパワーアップした探査機の打ち上げが非常に楽しみです。

 

2年後の楽しみができたのでなんとしてもこの厄災を生き延びなければ...

 

ところで火星探査機が打ち上がるということは今年は地球と火星が近いわけです。すなわち火星が大きく明るく見えるわけです。この機会に空を見上げてみるのもいいんじゃないでしょうか。私も望遠鏡を買うつもりです(宣言)

あの赤い星に人類がたどり着くのはいつになるんでしょうね...

 

ゆにす