宇宙の片隅にて

ついったーでは書ききれない思ったこと長文を勢いで書いてる。気まぐれにいろいろ書きます。もうちょっと更新頻度あげたい。感想はネタバレあり。

【三浦大知さんの話】「Not Today」に負けた話

 

こんばんは〜ゆにすです。

 

気づけば2021年も終わりですが、私はやり残したことだらけでございます。今年は特に多い。何故だ。

 

でもこれだけは消化したい。

皆さま、三浦大知さんの新コレオビデオ「Not Today」はご覧になりましたでしょうか。私は見ました。


www.youtube.com

なんなんだこれは…未だにわかりません。

わからないのにブログを書いているのは年明け早々大知さんがまた新曲を披露するからです。いつもの如く曲名からどんな曲なのか全く予想できませんが、素晴らしくとんでもない曲であろうことは予想できます。そのスペースをなんとか空けようとしております。

 

このNot Todayという曲。

27th Single「Antelope」カップリング曲として2020年11月に発売され、既に何回も聴いたお気に入り曲です。

つまり、曲自体は既に発売されているけど、ダンスビデオが制作され、1/26発売のChoreo Chronicle 2016-2021 Plusに収録され、しかも大知さんとダンサーのShingo Okamotoさん(以下しんご先生、馴れ馴れしくてすみません…)との1対1のセッションで12/22に先行公開という見る前から既になんかとんでもないことしか分からんし実際とんでもなさすぎた曲です。

 

1対1ダンスセッションとのことで「ダンスバトル」という言葉もちらほら見かけたしご本人達もバッッッチバッッッチとおっしゃっておられたけど、ダンスバトルというにはあまりにもコレオとして完成されすぎていたと思う。

「バトル」という言葉からはお互いを意識して自分の技をぶつけて「相手に勝つ」というそれこそバッチバチなイメージがある。だけど、あのビデオのお二人からは相手とぶつかるとか勝敗とかそんなものは感じられなかった。ただお二人がそれぞれのダンスパートを全力で踊りまくった結果、あのすばらしいコレオビデオが出来上がったように見えた。

大知さんは最高、しんご先生は最高、でもだからといってお互いのダンスをぶつけ合ったり邪魔をしたりしてしない。「Not Today」のダンス、コレオビデオとしても最高に完璧だった。きっと楽しかったのだろう、意識的か無意識かお二人から時々笑みがこぼれていたのも印象的だった。

 

ところで、初めて見たときは本当に何も言えなかった。

すごい、やばい、最高、どの言葉もその通りだけどそんな言葉では表せない。このダンスビデオについてもそれを見ていた自分の感情についても、当てはまる言葉は何も浮かばなかった。こんなブログを書いているのに、何一つぴったりな言葉を選べなかった。

見ている間、息が止まったように感じた。心拍数は上がっていった。この緊迫感、高揚感、少し命を削って研ぎ澄ますような感覚、もともとこの曲が持っていた世界観である。これまで何回も聴いていた、知っていたつもりだった。それなのに、私の思っていたもののはるか上を見せてきた。なんだか悔しかったような気がする。

 

そう、悔しかった。「三浦大知がうらやましい」とこの時私はそう思った。「自分は三浦大知にはなれない」というものすごい諦めの境地の中、これまたものすごいすがすがしい気持ちで「うらやましい」と思っていた。

歌とダンスで、自分の身体を思い切り使って、この程までの解像度で、これ程までに他人が、私が魅了される音楽を表現できることがうらやましかった。

私は音楽が好きだ。だから自分もすばらしいと感じた音楽を表現したかった。

三浦大知になりたかった。

三浦大知みたいになりたい」のではなくて、「三浦大知」になりたかった。

でもそれは無理なのだ。例え私が音痴じゃなくて歌が抜群にうまくて運動が抜群に得意だったとしても。私は三浦大知じゃないから。

だから、諦めていた。諦めの境地の中で、「うらやましい」というあまりに身勝手でネガティブで、そのくせものすごくすがすがしい気持ちだった。

自分でもどうかしていると思う。なんでこんなことを考えたのか…うっすら想いはあったけど、なんでこんなに表層化したのか。

「Not Today」にあてられたのかもしれない。

 

「負けない Not Today」

 

完敗だ。

コレオを見ながら「うらやましい」などと思った時点で勝負はついていた。

そしてやっぱりなんだかすがすがしい。

というか何の勝負だよ。

 

ついでに、Not Todayは会社で目上の人(主に部長)との会議がある日によく聴いているが、年内最後の部長とのバトルも負けた。書類書き直しである。なんてこった。

 

大知さん、しんご先生、今回もすばらしいコレオビデオをありがとうございます。

Choreo Chronicleが届くのを楽しみに年明けも部長とのバトルがんばります。今度は負けない Not Today。

 

皆さまよいお年をお迎えください。

年明け早々大知さんから提示されたスケジュールがこれまたとんでもないことになっておりますので、蕎麦を食べつつ寝落ちしないようがんばります。