宇宙の片隅にて

ついったーでは書ききれない思ったこと長文を勢いで書いてる。気まぐれにいろいろ書きます。もうちょっと更新頻度あげたい。感想はネタバレあり。

運動嫌いとFit Boxing2

こんばんは、運動嫌いのゆにすです。

 

10月にはスポーツの日とかいう休日がある。

しかし私はとにかく運動という行為が嫌で仕方ない。

以前どこかで「人間は体動かさないと生きられないから運動嫌いというのはあり得ない」みたいな記事を見たけど、あり得ない人間はここにいます。

加えてそもそも運動が苦手なので、体育の授業もろくな思い出がない。大学の途中で憎き体育の授業がなくなったときはめちゃめちゃうれしかった。

人間はどうして適度に動かさないと健康でいられない体なのか意味が分からないが、そうは言っても人間なので、体を動かさないといろいろな不都合が生じる。

車の購入とコロナ禍に伴う在宅勤務、パソコン作業で日に日に酷くなる肩こり・腰痛、明らかに落ちていく体力……

このままではどんどん弱ってしぬのでは!?と命の危機さえ感じる始末...

さすがにまずいと自分でもできそうな(やる気が出そうな)運動を探す中、昨年の11月に出会ったのが、Nintendo Switchのフィットネス系ゲームソフト、「Fit Boxing2」だった。

fitboxing.net

 

Fit Boxingシリーズは、音楽に合わせてボクシングの動きを行うエクササイズです。いわゆる「ボクササイズ」というものだと思っている。

両手にジョイコンを持ってパンチする動きはSwitchならではだなと思う。

 

当時Fit Boxingを選んだ理由

・ダンスのように音楽に合わせて動くのは運動のなかでは好きだから

・実際に戦いたくはないけど格闘技の動きは多少好きだから

・アパートの上階でプレイしても迷惑にならなそうだから

・(CMの横浜流星さんがかっこいいから...)


www.youtube.com

 

運動嫌いのプレイ感想

結論から言うと、Fit Boxingは運動嫌いゆにすの「でもこれならちょっと好きかもしれないしちょっとできるかも?」ポイントをうまくついてきた運動でした。ハマりました。

楽しい...というにはだいぶきついけど。

思っていたのより100倍きつい。これゲームソフトだよね?ジムに入会した気分なんだが。

初日はカレンちゃん先生とストレッチをしただけで息切れ。

エヴァン先生にダッキングを習った翌日には階段を降りられないくらいの筋肉痛。

というかほぼ毎日筋肉痛。

デイリーのメニューがきつくてガイ先生に向かって半泣きで「鬼!」と叫ぶ。

楽しい...と素直に言えないくらいにはきついのに、それでもなんだかやりたくなる。なんだこれは。

ハマったポイント
動きについて

・音楽に合わせて体を動かすのがリズムゲームや体操みたいで楽しい

・ボクシングの動きがおもしろい。パンチによって体の動かし方が違うし、続けていくと効く場所も違うのがわかってくる。パンチの動きはストレス解消にもなる。

・人にパンチしなくていい。

・まだ運動嫌いを認識していなかった中学時代に、実は剣道をやっていたのだが、どちらも格闘技だからか意外と動きに共通することがある。まさかこんなところで剣道経験が活きると思わなかった。「相手から目線をそらさない」とか「手打ちにならないように」とか。実際に腰の回転を利用するとパンチにも勢いがついておぉ~!となった。

システムについて

・家でできる。ゲーム機とテレビの電源入れて、ジョイコンと飲み物を用意するだけ。「よしやるか!」ですぐにできるのは運動へのハードルが下がって良い。しかも基本的に使うのは上半身なので、アパートの上階でも迷惑になりにくい。

・目的と運動時間に合わせて日替わりでメニューを組んでくれるデイリーがとても便利。運動に疎いとまず何をどれくらいやればいいのかわからないので非常にありがたい。運動前後のストレッチまでついていて至れり尽くせりである。「いつも通り」「軽め」「重め」からその日に合わせて選べるのも良い。

(これ先生方が毎日考えてくれているのかな?と勝手に妄想してしまう。いつもありがとうございます。)

デイリー画面

・エクササイズをするとカレンダーにスタンプを押すので毎日やりたくなる。このスタンプはストレッチやレクチャーで動きの確認をしたりするだけでも押せるのでちょっとだけやるか、とゲームの電源を入れるモチベーションに繋がるし、立ち上げたらなんだかんだやってしまう。

インストラクターさん

・10人のインストラクターさんがいらっしゃる。継続できている一番の理由ってなんだかんだガイ先生の力が大きいんじゃないかな...誰が合うかは人によって違うと思うし、やっぱりインストラクターとの相性って大事なんだなと思った。

・ガイ先生、俺様だしストイックだし口調が怖いし当初は苦手なタイプかな、と思っていた...が、なんというか、推しではないが先生としては理想だった。たぶん私はこれくらい厳しい口調で緊張感ある人じゃないと運動やろうとしないのだと思う。

ガイ先生

・ガイ先生、剣道部でいちばんお世話になった先生になんとなく似ているので、なんかサボりづらかった。結果、運動習慣0から1にするという難関が突破できてしまった。相変わらず予想外のところで剣道経験が活きる。

その剣道の先生はとても厳しかった(稽古で泣く人が続出した)けど、試合で負けてばかりの私を見捨てず、いちばん熱心に稽古をつけてくれた先生だった。あの先生のおかげで剣道を続けられたところもあったと今更ながら思うので、やはり先生との相性は大事だと思う。

ちなみに、ブロックコンビの「しっかり防げ!」とか「防御しっかり!」とかの言い方がマジで似ていて、うっかり剣道時代以来のめちゃデカい声で返事してしまった。アパートなので焦った。

 

運動嫌いの変化と気づき

 エクササイズはもちろん疲れるが、逆に体の調子が良くなっていることを実感する。悔しいが、人間は運動しないと健康を保てない。

・肩こりが圧倒的によくなった。パンチはもちろんストレッチだけでも効果がある。

・子どもの頃から悩んでいた便秘が改善した。フックやアッパーなどお腹をひねる動きが刺激になるのだと思う。

・歩くのが楽になった。

・朝ごはんが食べられるようになった。

・お酒を飲む量が減った。仕事の日は帰宅→ごはん食べる→Fit Boxing→風呂の流れになることが多く、以前はご飯のときにお酒を飲んでいたが、飲んだら運動できないので飲まなくなった。

・そもそもストレス解消にお酒を飲んで愚痴る、みたいなところもあったが、Fit Boxing自体がストレス解消になるのがありがたい。ストレス解消の手段は多いに越したことはないと思う。

・簡単な運動だから続くとは限らないと感じた。例えば、手軽な運動としてウォーキングがよくあげられているが、私は歩くのが嫌いなので全く続かない。Fit Boxingはできるからといって運動が好きにはならない。

・最近エクササイズ以外の待機時間とかでもガイ先生と同じポーズしている気がする。

・そういえば...体重は減ってない。むしろ1kg増えた。たぶん動いた分余計に食べている。ダイエットに有効という宣伝にはならず申し訳ない。個人的にはダイエット目的ではないし、適正体重の範囲内なのであまり気にしていない。

・数年前にストレスであまりごはんが食べられなくなってやせるというよりやつれることがあったので、Fit Boxingを始めてから3食ちゃんと食べて体重がちょっと増えて安定したことを両親がとても喜んでくれた。

・運動嫌いが運動を続けれているという一種の自信になった。

・運動が苦手なだけなら褒められて伸びていけば楽しくなるかもしれない。でも私はそれ以上に運動嫌いなので、褒められたらそこで終わりにしたくなる。それを防ぐ何かがさらに必要だった。ガイ先生の持つ、剣道の恩師にも似た緊張感はその何かに値するものだった。「がんばれよ」「次回も待ってるぜ」と言われてなんか逆らいづらいなと思いながら一緒に続けていると、だんだん自分の身になって、主体的になっていく。

今は「エクササイズってのもいいもんだろ」という言葉に、心から「はい!」と返事できる。ガイ先生いつもありがとうございます。

 

まとめ

 この運動嫌いが続けられる運動が見つけれたのがとてもうれしい。私は、すべての運動が嫌いなわけではなく、極端にストライクゾーンが狭かっただけだった。

 あくまで私に会うのがFit Boxingであっただけで、全運動嫌いに絶対におすすめとは言えない。でも、たとえ運動が嫌いでも、運動をしたい・しなければと思ったら、あきらめずに探してみてほしい。この世界は案外広いので、きっと自分に合う運動に出会えると思う。

 Fit Boxingをこの世に送り出してくれたイマジニア様、本当にありがとうございます。これからもガイ先生と一緒にエクササイズを頑張ります。

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