少年社中「モマの火星探検記」を観に行きました
※この記事は少年社中「モマの火星探検記」のネタバレを含みます
三連休の最終日、1月13日に少年社中・東映プロデュース「モマの火星探検記」を観劇しにいきました
火星(宇宙)がテーマであることと、宇宙飛行士の毛利衛さんが書いた原作のほうは読んだことがあったので、ずっと観たいと思っていました。
2017年の公演は気づいたときには終わってしまっていて、今回の再演を知ったときはなにがなんでも行こう!ととても楽しみにしていました
そんなこんなで自分の中でどんどん期待のハードルがあがっちゃってたんですけど、めっちゃめちゃ良かったです...
もうボロボロ泣きました
演劇観てこんなに泣いたの初めてかもしれない
今も余韻引きずりまくっています
ふとした瞬間にトザイトーザイ...ってなってるもん
トザイトーザイのところ、すごく好きです
このお祭り、火星行きのロケットが打ちあがるところなのに何千年も前の儀式みたいな先祖返りしたようななつかしい(?)雰囲気がする
そしてひとりひとりのナレーションとダンスが物語が始まる高揚感をかきたててくれる
素敵なオープニングだった
なんかここでもう感極まって泣いてしまったもんな...
原作とはかなり話の流れが違いましたが、なんかもうまず「物語」としておもしろい
原作もおもしろいですが、物語としてというより宇宙空間の滞在の様子とか火星の様子とかの描写が細かくて「宇宙ってこんな感じなんだ!」みたいなおもしろさというか...まあさすが宇宙飛行士さんですね
対して物書きの毛利さん、ストーリーの流れだったり言葉の選び方だったりが上手すぎる。さすが...
宇宙飛行士パートでいうと、原作より宇宙飛行士が1人増えているんですよね
ガーシュウィン、めちゃめちゃ良かった...
温暖化による島の浸水問題は原作でも書かれていたのでそこから持ってくるのはすごくうまいな、としっくりきました
ガーシュウィン、国を失っても気丈で、ミヨーとバルトークの国の紛争問題も心配したりと明るくて強い人でした。そんな彼だからこそモマを置いて火星を去るとなったときに取り乱す姿がめちゃめちゃつらかった...今でも思い出し泣きしてしまう...
あともう、ホルストさんとジュピターのシーンは問答無用でボロ泣きしてしまった
原作でもけっこう涙腺にくるところではあったのですが、2人の会話が本当に、何気なくて(チョコ食べ過ぎて怒られちゃったとか)、楽しそうで...
俳優さんすげぇ
ユーリの物語は原作にはない完全オリジナルの部分ですが、これが本当に心に刺さりました...
私も宇宙(火星)に行ってみたいと思っている人間なので、「火星に向かうモマ」だけでなく「宇宙を夢見るユーリ」がいることで自分に近い視点からも見れるというかなんというか...
失敗してもあきらめないユーリの姿にとても勇気づけられた気がします
そしてお母さん
お母さんの存在にすごくはっとさせられました...
なんでユーリの邪魔ばっかするんだよ、なんでそんなこと言うんだよって思いましたが、それが寂しさゆえとわかったとき、なんかとても...お母さんごめん...と思いました...ユーリのお母さん、そして自分のお母さんに
私も今も夢追いかけてるアホで、残していく人のことなんて考えたことありませんでした
「宇宙に行くなんて、死ぬかもしれないんだよ?」ってなんでそんな興ざめするようなことを言うんだ、とか思ってましたがもしかしたら心配されていたのかもしれない
「なぜ私はここにいるんだ」「なぜ宇宙を目指すんだ」
自分もずっと考えていました。うまい答えはまだ見つかっていません
でもタケミツ船長の言った「あこがれの力」
そしてモマの答え「地球はそんな姿を自分で見たかったんだ」
すごく素敵な考えだと思いました。これがそのまま自分の答えにはならないと思うけど、答えの一つでありヒントであると思いました。
また歩き出すための力になりました
最後にモマとユーリが出会うシーン
あれすごく社中さんっぽいな、と思いました
うまく言えないんですけど...
う~ん毎度のことではあるけど言葉にしようとしてもうまくできない感情が多すぎる
とにかく観に行けて本当に良かったです
円盤発売日までとにかく台本を読んで待とう...
2017年版の円盤も買ってしまおうか悩んでいます
あと今回はこれも買っちゃった
これは見た瞬間買おうと...
いつか火星に行くとき持っていくんだ